避妊することの面倒さ、子どもが欲しくないことが理由でパイプカットを行う人は多いです。しかしながら、パイプカットをしたもののやっぱり子どもが欲しくなってしまう人もいます。その際には、パイプカットを元に戻す手術を行うことで子どもを望むことができるようになるでしょう。

パイプカットを行ってしまったけれど子どもが欲しいという場合は、どのようにして元に戻すことができるのか、手術の方法や特徴、費用などを確認しておくことが大切です。必ずしも妊娠が望めるようになるわけではないので、そういった問題も知っておくことが重要だと言えます。

子どもが欲しい場合はパイプカット再建手術を行うことができる

パイプカットを元に戻したいと考えるのであれば、パイプカット再建手術を行うことができます。これはパイプカットの際に精子が通ることができないように処置した部分を、手術用顕微鏡を使用してもう一度吻合させることで精液に精子が含まれる状態に戻すという処置方法です。精管の閉塞部分をくっつけることによって、9割以上の人が正常に精子を出すことができるようになっているので、高い確率で自然妊娠を望むことができるようになります。

ただし、100パーセントの確率で自然妊娠が望めるわけではないことを理解しておきましょう。再建手術を行った人の1割は手術を行っても自然妊娠を行うことができないので、その場合は別の治療法を取り入れる必要があります。不妊治療の際に行われる精巣上体精子回収術、もしくは精巣内精子採取術を行うことになるはずです。

精液が施術前の状態になっていない場合は、これらの不妊治療で用いられる方法によって精巣から直接的に取り出す方法が採用されています。子どもが欲しくなった場合は再建手術を行うことができますが、手術を行ったとしても自然妊娠が難しい場合もあることを理解しておかなければなりません。

パイプカットを元に戻す流れ

元に戻す手術を行いたいのであれば、具体的な流れを知っておくと良いです。まずは、カウンセリングや診察の予約をとって受診を行います。パイプカットを行ってもらった病院で施術を受けることができる場合もあれば、他の病院に行かなければならない可能性もあるので、事前に再建手術に対応している病院かどうか確認しておくことが大切です。

カウンセリングや診察を受けた後に医師から詳しい説明があるので、それを聞いた上で手術を行うかどうか決定します。手術をすることに決めたのであれば日程を決定して、当日を迎えることになるはずです。

再建手術は2時間程度で終わる手術なので、日帰りで行うことができます。当日は最初に簡単な説明や注意事項の再確認などを行った後、すぐに施術を行うことになるでしょう。局所麻酔を行って精管をくっつける処置を行い、病院によっては患者自身で繋がった精管を確認してから縫合が行われます。

術後数か月は陰嚢を持ち上げるような生活をする必要がありますし、定期的に検査を行わなければなりません。流れとしてはカウンセリングや事前診察を行ってから実際に手術、術後には検査があることを知っておくと良いです。

パイプカットを元に戻す手術の費用

パイプカットを元に戻すのであれば、どのくらいの費用が必要になるのかということを知っておく必要があります。再建手術費用は60万円程度であることが多いですが、検査費用や麻酔代などを含めるともっと高い費用になることがあると理解しておきましょう。

病院によっては土日や祝日に手術を行ってもらうことで割増料金がかかるケースもあります。平均的にはトータルで60万円から65万円ほど必要になると知っておくと良いです。もしも、再建手術を行っても精子を出すことができないのであれば、精巣上体精子回収術や精巣内精子採取術を行うことになりますが、これらを実施する場合は約20万円が必要となります。パイプカットを元に戻すだけではなく、確実に妊娠するためには80万円以上かかってしまうケースもあるので注意が必要です。

残念ながらパイプカットの手術では保険が適用されないので、全額自己負担となります。簡単に再建手術を行いたいと考える人が多いですが、これには莫大な費用がかかることが多いと理解しておかなければなりません。パイプカットを元に戻したいと思うのであれば、費用についても確認した上でどうするか決めることが大切です。

まとめ

精子が出ないように処置したものの、やっぱり子どもが欲しいと感じる人は少なくないです。その場合は、パイプカット再建手術を行うことによって、再び精子が含まれた精液を射精することができるようにすると良いでしょう。この手術を実施することで、9割以上の人が正常に精子が含まれる精液を射精することができるようになっていますが、1割の人は自然妊娠が望めないので注意が必要です。

パイプカットを元に戻したいと考えるのであれば、手術の特徴やリスク、施術を受けるまでの流れや必要な費用を確認しておくことが大切だと言えます。